ISBN:4845802988 コミック さいとう たかを リイド社 1994/08 ¥1,020

知ってる人は知っている。知らない人は覚えてね。なんちゃって。さいとうたかをの漫画ってゴルゴしかしらない人多いんじゃないかな?という僕もだったのだけど。
このサバイバル、無茶苦茶面白くて一気に読んでしまった。
世界で起こった大地震。日本の都市はほとんど全滅。生き残った少年は、野生児のような生活をしながら生きる知恵を覚えていく。彼を生かしたのは希望。家族が生きていると信じて彼は旅に出る。

っていう、まず無茶な設定なのだけど。ほとんどの人間が死んでしまった世の中で、家族だけは絶対に生きてるという希望を失わず、探しつづける精神は、母をたずねて三千里のマルコより偉いかも。究極の楽観主義、ポジティプな生き様。でもそこはかとない悲壮感。漂流教室と同じく、救いのない世界を設定しながら、救いのない中でわずかな希望を描く。ナウシカにも通じるなあ。
サバイバルの知識がこれでもかと詰め込まれてる。
それにしても70〜80年代の漫画って何でこんなにおもしろいの多いのかなあ。

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