DVD ハピネット・ピクチャーズ 2003/07/24 ¥2,940
70年代のカンボジアでは内戦が続いていた。ニューヨークタイムズの記者シャンバーグは、現地で取材助手のプランと知りあう。だが共産勢力「赤いクメール」が攻勢をかけ、シャンバーグは帰国、プランは捕らえられてしまった。
実在の記者シドニー・シャンバーグが書いた、ピュリッツァー賞受賞作の映画化である。ロン・ノル政権と「赤いクメール」の内戦に、見も心も焦土化したカンボジアを描く。常に生命が危機にさらされる内戦下の状況を鮮烈に映しだし、友情とはなにか、生きるとはなにかを問う。
監督は、これがデビュー作となったローランド・ジョフェ。主人公シャンバーグには名わき役のサム・ウォーターストンが、現地助手プランには、実際にカンボジア難民のハイン・S.ニョールが扮している。85年アカデミー助演男優賞ほか、全3部門を受賞した。
これもまた所有したい作品のひとつ。非情に硬派な作品。戦争の中でも生きつづける友情の絆が素晴らしい。無残な歴史を直視しなければならないが、そういった中にもこういった奇跡は存在するのだから、どんな状況になっても、希望の火は絶えることはないのだ。
ラストはセンチメンタリズムに訴えすぎるという批判もあるが、ジョンレノンのイマジンの歌とマッチして、僕は号泣してしまいましたよ。

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