うげげ〜、さすがに疲れてめむい。。。

思いっきり寝てやるぞ〜ってグガグガいってたら、朝一番に電話がリャンリャンなりくさる。正確にはバイブにしてあるんで、ヴルルルヴルルル、であるわけだが。

誰やねんって出てみると、母の弟。いわいる僕の叔父さん。でも兄ちゃんと呼ばされている。
叔父さん、「おお〜キタム、暇か?」といきなり聞く。「え?暇と言えば暇だけど〜」なんていうが、嫌な予感。「暇なら手伝いにこい!」
ぎゃふん、やっぱり。おじチャンの家は僕にとっては田舎のじいちゃんの家でもあるわけで、この夏の台風で屋根が飛ばされて以来色々と手伝いをしているのだ。こればっかは断れないので、「じゃあ、今から田舎に行くよ〜」というと、「家じゃね〜ぞ、すぐそこじゃ!」という。はて、どういうことだって思ってると、「今、お前のマンションのすぐ近くで、仕事してるんよ。暇やったら小遣い稼ぎにでも手伝いにこい!」なんて、仕事手伝えとの催促であった。おじちゃんはペンキ会社なので、色んなところを塗りまわってるわけ。って、勘弁してくれ〜!!おいら昨日旅行から帰ったばっかで、今日一日はゆっくりと休もうと思ってたのに、って、まだまだ寝たいのに、「今起きたんよ〜」なんていってしまう。「いつまで寝とんじゃ!」と叔父。だってだって、叔父ちゃんである兄ちゃんはおいら達が旅行に行ってたことを知らないみたい。「昨日まで京都に行ってたんよ〜婆ちゃんと」と僕。「お前はアッシー君か」と叔父ちゃん。「とにかく、勉強今からするんか?」と聞くから、「う〜ん、そりゃするさあ(少しは)」とごにょごにょ言ってると「勉強するならこんでいいんぞ、一日中テレビ見て暇なら手伝いにこい」っていって電話終わる。叔父ちゃんは、おそらく母から僕が鬱病だったことを聞いてる。だから色々誘ってくれたり、体を動かせて、引きこもりから抜け出させようとしてるんだと・・思う。だけど、あんな頼まれかたしたら、さも行かなきゃならんようだし、向こうもくること期待してんだろうなあと思うと、気が沈む。

う〜ん、勉強するとしても、手伝いにいけないわけじゃないし、でも一日中するのかなあ?どうしようどうしようって悩んでるうちに不覚にも二度寝をしてしまう僕。
ピンポ〜ン、ピンポ〜ン。と鳴り響く音。
ほええ?僕は目を覚ます、ぎょええ!午後の2時!?
玄関を空けると、すいませ〜ん、旅行の荷物をお届けに参りました〜だかなんだか言って宅配のお兄さん。
そっか!そうだった!やったやったそうなんだよ!
僕は母から、京都から送った荷物が届くのでマンションを空けないでくれと言われていたことを今更ながら思い出す。なあんだ、僕がもし叔父ちゃんの手伝いに行ってたら荷物を受け取れなかったじゃないか。あはははは。
僕は口実が見つかった喜びで浮かれ立つ。いや待てよ、でももう荷物も届いたわけだから、今から手伝いに行かなきゃならんのではないか?ふたたび沈む僕。
いやいや、今から我輩は勉強せねば!だがしかし、目と鼻の先で仕事している叔父ちゃんに挨拶に行かなくて失礼ではないか?挨拶だけはしとこうか。。いやいやしかし、挨拶をした手前、そのまま手伝わずに帰ってしまうのは逆に失礼ではないか?などと、自問しながら悶々とする。

悩みつつも、ひとまずその現場に行ってみることに、行ってみると、ビルに幕をして、なにやら中でたくさんの人が仕事していて非常に入りづらい雰囲気。この中で叔父ちゃんを見つける前に入ったら怒られるんじゃないか?ていうか、目が痛い。アレルギー体質の僕にペンキスプレーってやばくないか?とか何とか、自分のやりたくない心が断る理由をつぎつぎに作り出す。
何より、僕は対人恐怖があるから、叔父ちゃん一人ならともかく、こういった、人がたくさんいる仕事場にフレンドリーに、「よおよお、手伝いに来たぜ〜」なんて見知らぬ人たちにハイタッチできるような陽気なキャラじゃない。だからこそ叔父ちゃんは、そういう世界で人間慣れさせようとしてるんだろうけどさ。。
結局、こんなところに素人の僕が入っても足手まといになるだけだろうし、仕事の邪魔しても悪いし、なんていう風に、まあ結局は対人恐怖が一番の決め手となってせっかくここまで来たのに、叔父ちゃんに挨拶もせずにマンションにとんぼ返りして勉強した。
勉強しつつ、ほとほと自分が情けなくなり、罪悪感と後悔とで鬱々としてしまう。さりとて、もう仕事が終わろうかとしている時間にのこのこ顔を出すなぞできようもなく、今日の僕は休みたい、怠けたい気持ちに負けてしまった。あああ、情けなや情けなや(涙)。

夜、そのことを母に話すと、明日もそこで仕事かもしれないじゃんという。もしやるようならついでにお土産も渡しておいて、といわれる。それもそうではないか!と、明日は今日のリベンジ、という意気込みで叔父ちゃんに電話。
電話に出る叔父ちゃん、なんだか声が不機嫌。何ごともなかったかのように話し始める僕。「もしもし〜こんばんわ」「おう、どした?」「あのさあ、○○兄ちゃん明日もいるう?」「明日は朝の8時半くらいまでしかおらん」「あっ、いるんや、じゃあ、京都に行ってきたお土産渡したいんやけどぉ〜」「おお、行ったいよったなあ」「じゃあ、明日朝行くけん」「ちゃんと起きろよ〜。今日みたいに9時まで寝ちょったりすんじゃねえぞう」とカカカと笑いながら言う叔父ちゃん。よかった怒ってないみたい、と安堵して、最期にほんのり今日の言い訳をする。「今日は荷物が届くけん、マンション空けられんかったんよ〜」叔父ちゃん、怪しい声で、「ほほ〜ぅ」という。ごめんね。叔父ちゃん^^;次こういう事があったら、しっかり手伝うからね。と心の中でつぶやきつつ。だけど明日は叔父ちゃんが仕事場にいないから、手伝いはしなくていいということに胸をなでおろしていた情けない僕なのであった。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索