今日はついに最終日。
宿坊の朝は早い。でも昨日夜の10時に寝てたので、いくら早くても充分すぎるほどの睡眠が取れてる。これが毎日続いたらものすごい健康的な日常になるなあ。
お寺にしばらく修行に行こうかしら?なんてね。

朝飯も、多すぎず少なすぎず、昨日の精進料理と一緒で、非常に胃にやさしそうなメニュー、否、宿坊ゆえ献立といったほうが和っぽくていいかも。
相変わらずお寺なんで肉なし料理で、味噌汁がうまい。それでもご飯2杯は食べないと足りない。2杯目の最期はお茶漬けにして食べる。これがなんともいえんのじゃ。

今日は別にどこに行くといた予定もなく、婆ちゃんがもうかなり脚が疲れていることもあり、妙心寺をいくらか拝観して回ったら、後はお土産を買って帰るだけだ。

妙心寺は僕んちの本尊だから、母親と祖母が写経した般若心経をまずは収めてもらって、それから、案内付の拝観ツアーみたいなので妙心寺の本尊を回る。なんか、龍の天井図があって、目玉が見る角度によって変わるとか、龍が昇ってるように見えたり下っているように見えたりするとかいってたけど、僕はあんまり話し聞いていなかったので、見てみてもよくわからなかった。そういえば、なんとなく目玉が動いてるような気もしなくもなかったかもしれない可能性が無きにしも非ずという見解も否定は出来ないという発言を述べるにとどめておく。

案内ツアーは本尊を離れて、一旦靴を履き、明智風呂って所に行く。明智って言うぐらだから明智光弘が使った風呂場なのかと思いきや、明智が殺されたのを供養するために建てられた風呂場らしい。昔の風呂って湯船につかるっていうのじゃなくて、いわばサウナ、蒸し風呂だったらしく、お湯の蒸気で体を洗う構造だった見たい。なんか入ってみたい作りだった。

明智風呂を出たところで、案内ツアーはお開き。みんな三々五々で好きな場所に散らばっていく。僕たちは、ひとまず昼間ではまだ時間があるので、妙心寺の他の寺を見てみることにする。といっても拝観オーケーの寺は少なくて、一番近くにあって目に付いた「退蔵院」というところに入ってみる。僕的には、ここも高桐院の次くらいに当たりな場所で、庭が紅葉というわけではないけれどとてもとても風情があって、ついでに最終日を祝福するかのように雲ひとつない天気で、東屋があったので、そこに座って日がな一日読書に耽るのもいいなあなんて思ったりした。

退蔵院
庭園
1.http://www.shashinka.net/is.php?i=153189&;;
2.http://www.shashinka.net/is.php?i=153190&;;

さて、ほど隣にあった大法院ってところにも拝観する。
ここは、抹茶がついていたので、庭を見ながらしばし昼飯前の腹ならし。
ここの庭もよかったけど、とりたてて何というほどのこともないか。今までの旅行記でほとんど使うべき形容は使い尽くしたので、今更どの言葉を述べても使いまわしに過ぎないし。

大法院

1.http://www.shashinka.net/is.php?i=153192&;;
2.http://www.shashinka.net/is.php?i=153193&;;

ということでこれにて妙心寺も終わり、妙心寺の隣の花園会館てホテルのロビー近辺にあるお土産やで、御香とかを購入した。アロマテラピー代わりにしようかと思ってね。僕って白檀のかほり好きなんだよね。落ち着くじゃん、お寺な感じがして。

さて、もうお昼だ、昼飯どうするって、京都ってお茶漬けも有名だよね、お茶漬けが食いたい!って僕のリクエストで、旅行ガイドを紐解いてみたれば祇園の花見小路に十二段屋ってお店がお茶漬けで有名みたい。御土産屋も祇園には多いし、旅行の最期は祇園で締めくくることに。
京都の友人にお土産や、祇園のお勧めのお店をメールで教えてもらってタクシーにて直行、えらい込んでる。タクシー内で、おいしいお茶漬けを食べられるのはどこかを聞いたら、タクシーの運ちゃんも十二段屋って言ってたのでそこに行けばまず間違いないでっしょ。それにしても、このタクシーの運ちゃん、下ネタ爆裂で、気まずかった。頼むから家族に下ネタは止めてね。いい人だったけれどさ。

花見小路につくと、ちょうどお昼時。十二段屋って、前回僕が京都に一人旅したときに特大のえび天丼食べたところだった。祇園の花見小路で一番安くて手ごろに入れそうなお店だもんね。
もうびっしり人の行列が出来てる。婆ちゃん立ってるの辛かったろうに、よくがんばってくれて、30分くらい待ってようやく店の中に入れた。

母と祖母は名物茶漬けを頼んで、僕は、うなぎの山椒茶漬けにした。
お茶漬けっていうけどお茶で食うわけじゃないんだね。出汁がほんのりついてるかついてないかのお湯みたいなのかけて、京漬物とかでさらさら流し込むみたい。僕の頼んだうなぎは、山椒の香りが強くて、なんか煮干みたいに味を凝縮させてるのが4切れくらい。そのまま食べたらきっと塩辛いだろうけど、これをお茶漬けにすると、いい具合に味が薄まってうまい。いっぱいにふた切れぐらいで充分味が染み込むので、お代り自由だし、2杯茶漬けを食った。結構お腹は満足。まだ食えたっていわれれば全然食えたけど、その後、友人お勧めの、京都に来たからには葛(くず)きりっていうのを食べてみたかったからあえて2杯で止めておいたのだ。

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