DVD ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2003/11/28 ¥3,990
1972年、新人劇作家のリチャード(クリストファー・リーヴ)は謎の老婦人から古い金時計を渡された。そして8年後、彼は古い肖像画の貴夫人に魅せられ、それが老婦人の若き日の姿(ジェーン・シーモア)であることを知る。やがてリチャードの想いは募り、いつしか過去へと心をさかのぼらせていき……。
メロドラマにタイムトラベルの要素を組み合わせて描いたラブ・ファンタジー映画の秀作。とにもかくにも美しく哀しい究極の愛の映画として徹底しているのが潔くも素晴らしい。ジョン・バリーの甘い旋律が、観客の涙をさらに一層絞らせ、もはや理屈では割り切れない摩訶不思議な世界にさらなる説得力を持たせてくれている。原作はリチャード・マシスンで、彼自身が脚色。『燃える昆虫軍団』『JAWS2』などモンスター・パニック映画で名を馳せていたヤノット・シュワルツ監督は、この1作で見事イメージチェンジに成功した。
追悼の意味もこめて、というのではないけど、クリストファー・リーブ。スーパーマンでしか知らない彼だったけど(実際にはスーパーマンをまともに見たことない)、ものすご美青年やよね。背は高く、たくましい体に、小さい頭。端整な顔立ち。すばらしいね。
この作品は非常に上品で、音楽もすばらしく、文句なく名作でしょ。
一途な想いって、今まで自分が育ってきた時代までも捨てさせてしまうものなのかなあ。ラストは、現実での過酷な最期と、その先にある、再会の幸せ。そうなる運命であって、死後の世界というものを肯定するならば、彼にとってはこれでよかったのかもね。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索