DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2003/11/21 ¥2,090
ジュリア・ロバーツ扮する学歴も資格もない若い女性が、白血病の御曹司の看護人となり、彼の心を生き返らせ、やがて愛し合うようになる難病版“プリティ・ウーマン”。
ジュリア・ロバーツの母性と姐御肌をうまく生かし、ハスッパなギャルが愛に目覚めていく過程を丁寧に描いていく。病への恐怖を抱えるインテリの御曹司を演じたキャンベル・スコットの演技もすばらしい。
ジュリア映画ならではの前向きパワーは全開だが、難病ものなだけに全体のトーンは少々重め。それでも病気を克服する部分は背景にとどめ、出会い、触発され、変わっていく男女の微妙な心理も描写しているので、ピュアなラブストーリーとして堪能できる。劇中にクリムトなどの絵画が挿入され、意外な効果を上げている。エレン・バースティンやコリーン・デューハースト(キャンベル・スコットの実母)など、脇役もなにげに豪華。
ジュリア・ロバーツって、ラブストーリーものにでまくってますな。
白血病の治療って、過酷なんだなあ。病気の治癒を願うか、はたまた命短くも普通の人生を生きるかは悩むところだね。ある程度人生を知った上で、白血病になったのなら、現実への諦観から治療に専念できるだろうけど、彼が白血病になったのはいかんせん若すぎた。それだけど、普通の人生への未練が残っていたんだろうね。時間は、取り戻せないもんなあ。一度しかない若いとき、それを治療にささげるのは、辛いことだよね。

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