映画 『愛を弾く女』
2004年10月14日 映画〔洋画〕
バイオリン工場を経営する男二人。新進バイオリニストの女性は一方と愛人関係にあるが、他方の熱いまなざしを感じ愛を告白する。だが、男から拒絶される。傷心の女演奏旅行に出るが、成長した彼女を男たちは温かく迎え入れる。ベテランのソーテ監督らしい大人の恋愛映画。フランス映画界を代表するエマニュエル・ベアールとダニエル・オートゥイユが共演。必要以上に感情を押さえ込み、自分を卑下するステファン。孤独な変人と彼は自分自身思ってる。何が彼をそうさせたのかは判らないけど、なぜ彼がそうであるのかはなんとなくわかる。僕もまた、同様だから。主人公にシンパシーを感じるということは、すでにして映画を受け入れてることに等しい。このようなすばらしい作品ならなおさらだ。
静かにしっとりと、それでいて、感情は激しい。こういう映画は大好きだ。フランス映画って、好きだなあ。
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