映画 『ある貴婦人の肖像』(96年)
2004年10月10日 映画〔洋画〕
DVD ビクターエンタテインメント 2001/01/24 ¥4,935
この映画、なんとなく愛とはなんぞやということが具体的に示されえるような気がしなくもない。
まさに、中島みゆきの歌「空と君との間に」の一節、♪君の心がわかると〜たやすく誓える男に〜なぜ女はついていくのだろう そして〜泣くのだろ〜♪って感じで、見事に、マルコヴィッチ扮する男の打算にだまされてしまっちゃう。
そして最後に、ヴィゴ扮する男がこう言うのです。♪ここに〜いるよ〜愛はまだ〜♪って。
見えるものを見なさんな、見えないものをみなさい。by三輪明弘。
それってのは、心のことなのね。慎重に慎重に。愛という態度を装った打算のかげで、態度に出ない愛が泣いてるよ。
冒頭「真実の愛に出会うと鏡が愛を照らし返す」という、本作のキーワードとなる言葉が心に響く。文豪ヘンリー・ジェイムスの大河小説を、あの『ピアノ・レッスン』のジェーン・カンピオン監督が完全映画化。彼女の心髄とする「真実の愛」や「生きる」ことが、まるで光と影のタペストリーのように描かれていく。時は19世紀、イギリス上流社会。自由と自立、そして何よりも生きることに夢と希望を抱く女性イザベル。3人の男に愛されながらも自らの道を歩むが、気がつくととんでもない男の籠の鳥に…。マルコヴィッチっていいなあ。
物語の折々にまるで暗号のように現れる鏡。果たしてイザベルの鏡には何が映るのか。やはりこの監督はうまい! イザベル役の二コール・キッドマンも美しいが、舞台を彩る絢爛豪華な装飾品の数々も見逃せない。
この映画、なんとなく愛とはなんぞやということが具体的に示されえるような気がしなくもない。
まさに、中島みゆきの歌「空と君との間に」の一節、♪君の心がわかると〜たやすく誓える男に〜なぜ女はついていくのだろう そして〜泣くのだろ〜♪って感じで、見事に、マルコヴィッチ扮する男の打算にだまされてしまっちゃう。
そして最後に、ヴィゴ扮する男がこう言うのです。♪ここに〜いるよ〜愛はまだ〜♪って。
見えるものを見なさんな、見えないものをみなさい。by三輪明弘。
それってのは、心のことなのね。慎重に慎重に。愛という態度を装った打算のかげで、態度に出ない愛が泣いてるよ。
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