DVD パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン 2003/12/05 ¥2,625
大学を卒業し、地方のろうあ学校に教師として赴任してきたジェームズ(ウィリアム・ハート)は、子どものころからその学校にいて、今も居残りながら働いている閉鎖的な女性サラ(マーリー・マトリン)と知り合う。かたくなな彼女の心を溶かそうとジェームズは努め、やがてふたりの間に淡い恋心が芽生えるが…。
トニー賞を受賞したマーク・メドフの戯曲『小さな神の子ら』を女流監督ランダ・ヘインズが映画化。ラブ・ストーリーという焦点に絞ったムーディな演出が功を奏し、邦題に偽りなく静かに心地よく見られる繊細な佳作に仕上がっている。型破りの教育を施す主人公のキャラクターそのものも、実に気持ちよいものがあった。M・マトリンは本作でアカデミー賞主演女優賞を受賞。
聾唖ということで、一定の演出上の制約はあるものの。その違和感を極力感じさせていない手腕はすばらしいと思う。
しっとりとして、美しい映画に仕上がっている。繊細な心の部分を描くことがしっかりとできている。主演の二人の演技がすばらしい。
障害者を理解しようと思って、その障害者ではなく、障害のみを見てしまい、障害者であることから解放させようとさせることが障害者を理解することだと思うという過ちを指摘する部分では、ハッとさせられた。

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