DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2002/08/02 ¥2,625
それにしても、マリリンって、容姿はいうまでもないのだけれど、何よりも、声がたまらなく魅了的だと思う。透き通るような、特徴的な声だよね。
マリリン・モンローの3人目の夫アーサー・ミラー(本作公開前に離婚)が、彼女のために自身の戯曲をアレンジし、巨匠ジョン・ヒューストン監督がメガホンをとった作品。離婚の町として名高い(!?)ネバダ州リノにやってきて離婚したばかりのロズリン(マリリン・モンロー)は、カウボーイのゲイ(クラーク・ゲイブル)や風来坊のバース(モンゴメリー・クリフト)に引かれながらも、彼らが缶詰業者に売り渡すべく野生の馬の群れを捕らえようとすることに反対し、泣きじゃくる。えーと、まず、マリリンモンローは、境界性人格障害だったといわれてる。ほんで、この作品は、マリリンの人間性をよく知っているはずである当時の夫アーサー・ミラーが、マリリンのために脚色を行ったストーリーなわけで、そのことを頭に入れて本作を見ると、非常に何か、マリリンの暗示的な作品とも取れるわけで。実際に、この映画のようにマリリンは繊細な人物だったわけであって、そんな現実のマリリン像を嫌でも感じてしまう。マリリンの葛藤や、苦悩がね。まさにマリリンのための映画といっていいんじゃないかな。遺作でもあるわけだし。
ヒューストン監督は、これを現代版西部劇といったタッチで骨太のラブストーリーを具現化している。なお本作はモンローとゲイブル、ハリウッドを代表する二大スターの遺作となった。
それにしても、マリリンって、容姿はいうまでもないのだけれど、何よりも、声がたまらなく魅了的だと思う。透き通るような、特徴的な声だよね。
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