疑心暗鬼

2004年9月1日 僕について
心が弱ると、些細なことでも気になってしまう。

僕の場合、根本が人間不信であって、その根が深いので、疑心暗鬼という形であらわれる。

些細なことで、あれ?僕なんかしちゃったかな?とか、ひょっとして、僕って嫌われてる?とか気にしてしまうようになる。

そして、そのことで暗澹たる気持ちになって、エスカレートすると鬱になったりする。

そもそも、僕が人間像に対して過度のロマンチズムを抱くのも、人間不信の反作用からくるものなのだと思う。

人間を信じきれないでいる自分への嫌悪感が人間を信じようとさせているという、いわばコンプレックスなんだろう。

僕はもともと強い人間ではない。それを自分自身認めているから、自分を強固な論理で武装する癖がついたんだけど、不全感が強まったときは、まさにその論理(理性)と疑心暗鬼との戦いが繰り広げられる。

自分がそう感じるのは、何の根拠もなく、単なる思い込みに過ぎないと、もっと巨視的に物事を見るべきだとか、いろいろと自分に言い聞かせる。

最近、心が弱っているのを感じる。孤独感に襲われると厄介だ。
もうひとつの対処として、感情を忘却させて、何かに打ち込むことである。いわば逃避だが、風邪薬と同じで、逃避しているうちに心が体力を回復してくれれば、感情が戻ったときに不全感に襲われずにすむのだ。
ただ、この感情を忘却するという行為も、そこに論理的な正当性を付与してやらなければ、なかなか難しいのである。

だから、臨機応変に武器を使いながら、この疑心暗鬼という敵に対応していくほかない。

辛くとも、それをやらなければもっと辛いから。

コメント

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

日記内を検索