DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2003/10/03 ¥1,575
オレゴン州の精神病院に、型破りな人間ランドルが送られてきた。仮病を使って刑務所を抜けだしたのだ。ランドルはなにかにつけて規律を乱し、ラチェッド婦長ら病院側と対立する。そしてついにランドルは患者を扇動した。
75年のアカデミー作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、脚色賞と、主要5部門を独占した名作である。ランドル役のジャック・ニコルソンの演技は、「他のハリウッドスターがアマチュアに見える」と賞賛されたほどの名演だ。ことごとくランドルと敵対するラチェッド婦長にはルイーズ・フレッチャーが、ランドルの親友チーフにはウィル・サンプソンが、ほかダニー・デビート、クリストファー・ロイドなど、わき役に至るまで芸達者をそろえている。監督は『アマデウス』でもオスカーを獲った、チェコ出身のミロス・フォアマンだ。
管理体制の合理化の行き着く先は、非人間性であり、それを人間性であると思い込む人間性の麻痺こそ現代社会の直面している問題であるといえるんじゃないかね。特に、合理化できようもないはずの人間を完全な規制のうちに抑え込むってことはどこかで破綻を迎えるということをこの映画はいっているのかなあ。特にこういった病院は、いかに患者を抑え込むかではなくて、いかに患者と融和できるかだろうて。そこには、臨機応変、感情の留保が必要でしょう。まずは、心を開かせずして、どうして、障害を改善させることができようかってことでんがな。

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