映画 『家族の肖像』
2004年8月29日 映画〔洋画〕
VHS 東芝EMI 1994/09/28 ¥7,952
絵画の収集家である孤独な老教授(ランカスター)の邸宅に、知人の伯爵夫人(マンガーノ)が愛人の若者(バーガー)や娘とその婚約者を連れて入り込む・・・。家族の崩壊と世代間の対立を描くヴィスコンティ監督の大作。解体され変貌していく家族の中での世代間の溝を描き、現代における家族の意味と存在の理由を問い掛ける、ヴィスコンティ晩年の傑作。僕には、老年に達した自分の姿、そして悲哀をこの作品に投影しているように思えてならない。彼の作品を全て理解できるほど賢くないけど、この作品は理屈をこえて心に迫ってくるものがあった。他の作品も、その退廃的な雰囲気に何かしらの魅力を感じるんだよね。
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