DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2002/08/02 ¥2,625
1929年、禁酒法時代のシカゴで、売れないバンドマンのジョー(トニー・カーティス)とジェリー(ジャック・レモン)は暗黒街一味による殺人現場(モデルは聖バレンタインの大虐殺)を目撃してしまったことから、ヴォーカルのシュガー(マリリン・モンロー)をはじめとする女性ばかりのバンドに女装してまぎれこみ、マイアミへ逃れるのだが…。
名匠ビリー・ワイルダー監督が、ギャング映画をパロディにしながらお届けするスラップスティック・コメディの快作。AFI選出の“ベスト・ハリウッド・コメディ100”では第1位に輝いている。女装の不気味さをモノクロ映像でごまかすというワイルダーならではのセンスが洒落ている。また、本作でワイルダーはジャック・レモンと初顔合わせとなり、以後幾度となくコンビを組んでは映画史上に残る名作を送り出すことにもなった。
映画をあくまで庶民の娯楽として提供しつづけたワイルダーの面目躍如といった作品。マリリンモンローもいいが、何よりもジャックレモンだね。僕は、レモンは稀代の名優だと思っているので。三谷幸喜も尊敬してやまないこの監督。周防監督の「Shall we ダンス?」もワイルダーを意識して作られているらしい。日本のコメディーの根の部分にもしっかりと彼の精神は息づいてるわけだ。ラストがある意味意表をつかれたなぁ。
もしリメイクするなら、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」みて、スピルバーグがいいかも?とか思った。

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