中島みゆきという強さ
2004年7月12日 音楽何で中島みゆきの歌が暗いといわれるのか、それはおそらく『生きていてもいいですか』というアルバムを出したことにあるのだと思う。
そして多くの人は、このアルバムを聞く事も、作られた背景も何も知らずに、その題だけで、中島みゆきは暗いって決め付けてるんだろうなあ。
でもね、中島みゆきは、とても強い女性だから、そんなイメージがつく危険を犯してでも訴えたかったんだと思う。そして、そういうみんなが触れることをあえて避ける部分を歌にしているところが、生に対して正々堂々と向き合ってて、誰よりもポジティブな歌手だという僕の印象なんだ。
このアルバムの中の一曲『エレーン』にアルバムの題となった言葉が使われているんだけど、これは、中島みゆきが大学時代に住んでいたアパートの隣の部屋に住んでいたヘレンっていう娼婦が、ある日殺された事件からつくられんだそうな。この歌の、生きていてもいいですか?っていう言葉は、人間の生きる意味、生きる価値を問うた、ヘレンの叫びなんだと思う。
そういった状況の人々のための歌が、この社会には少なすぎる。もっと、あっていいはずだ。絶望の極限までいったときに、そこで踏みとどまらせ、そして生きる力を与える歌が、そしてそんな人たちと一緒に戦う歌があってもいいはずだ。
そして、そういう歌を求めている人が確かにいるのだから。
中島みゆきは、自分のためにも歌うが、何よりも他者のために歌を作り、そして歌う。そして、中でも社会的弱者のために。差別を受ける者、失恋したもの、生きることに苦悩する人々。
彼女の歌はたとえ恋のことを歌っていても、その視点は人間の尊厳へと向いている。彼女の歌には、希望がある。その問題を受け流すのではなく、耐えて、乗り越える本当の希望がある。
オームの裁判で、中島みゆきの『誕生』という歌が引用されたと聞く。そういえば、僕も最もつらいときにこの歌に救われた。
中島みゆきの歌は、人が避ける人生の暗い問題から逃げず、対峙する強さと、そういった戦いを続ける人を慰め、助けるやさしさと、背中を押し勇気を与えてくれる厳しさがある。
人間の影の部分を隠さずに描くから、それを避けたい人には暗く写るのだろう。しかし、本当に絶望の淵から人を救うほどのパワーを持つ歌があるとすれば、僕は何よりも彼女の歌であると思っている。本当に希望へと向かうには、問題は避けては通れないことを彼女は知っているのだ。
彼女の歌は、強く、やさしく、そして、前向きで、生きる希望を照らす明るさがある。
たぶん誉めすぎだって思う人いるかもだけど、僕自身が彼女の歌で救われたわけだから、大目に見てちょ^^;
僕の今後の彼女の評価が例え変わったとしても、僕の人生に重大な影響を与えたという事実は変わらないのだからね。
そして多くの人は、このアルバムを聞く事も、作られた背景も何も知らずに、その題だけで、中島みゆきは暗いって決め付けてるんだろうなあ。
でもね、中島みゆきは、とても強い女性だから、そんなイメージがつく危険を犯してでも訴えたかったんだと思う。そして、そういうみんなが触れることをあえて避ける部分を歌にしているところが、生に対して正々堂々と向き合ってて、誰よりもポジティブな歌手だという僕の印象なんだ。
このアルバムの中の一曲『エレーン』にアルバムの題となった言葉が使われているんだけど、これは、中島みゆきが大学時代に住んでいたアパートの隣の部屋に住んでいたヘレンっていう娼婦が、ある日殺された事件からつくられんだそうな。この歌の、生きていてもいいですか?っていう言葉は、人間の生きる意味、生きる価値を問うた、ヘレンの叫びなんだと思う。
そういった状況の人々のための歌が、この社会には少なすぎる。もっと、あっていいはずだ。絶望の極限までいったときに、そこで踏みとどまらせ、そして生きる力を与える歌が、そしてそんな人たちと一緒に戦う歌があってもいいはずだ。
そして、そういう歌を求めている人が確かにいるのだから。
中島みゆきは、自分のためにも歌うが、何よりも他者のために歌を作り、そして歌う。そして、中でも社会的弱者のために。差別を受ける者、失恋したもの、生きることに苦悩する人々。
彼女の歌はたとえ恋のことを歌っていても、その視点は人間の尊厳へと向いている。彼女の歌には、希望がある。その問題を受け流すのではなく、耐えて、乗り越える本当の希望がある。
オームの裁判で、中島みゆきの『誕生』という歌が引用されたと聞く。そういえば、僕も最もつらいときにこの歌に救われた。
中島みゆきの歌は、人が避ける人生の暗い問題から逃げず、対峙する強さと、そういった戦いを続ける人を慰め、助けるやさしさと、背中を押し勇気を与えてくれる厳しさがある。
人間の影の部分を隠さずに描くから、それを避けたい人には暗く写るのだろう。しかし、本当に絶望の淵から人を救うほどのパワーを持つ歌があるとすれば、僕は何よりも彼女の歌であると思っている。本当に希望へと向かうには、問題は避けては通れないことを彼女は知っているのだ。
彼女の歌は、強く、やさしく、そして、前向きで、生きる希望を照らす明るさがある。
たぶん誉めすぎだって思う人いるかもだけど、僕自身が彼女の歌で救われたわけだから、大目に見てちょ^^;
僕の今後の彼女の評価が例え変わったとしても、僕の人生に重大な影響を与えたという事実は変わらないのだからね。
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