映画 『いつも心に太陽を』
2004年6月15日 映画〔洋画〕
VHS ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 1996/12/21 ¥2,528
黒人初のアカデミー主演賞受賞俳優であるS・ポワチエの、絶頂期の頃に製作された学園ヒューマン・ドラマ。就職難に喘いでいた通信技師のサッカレー(ポワチエ)は教師の口をみつけ、ロンドンの下町にあるノース・キー中等学校に着任する。しかしその学校は下町ということもあって、さまざまな問題を個々に抱える不良生徒ばかりの学校だった。サッカレーは最上級クラスを受け持つが、初めての授業から何かに付けて反抗する生徒たちにうんざりし、早く技師としての仕事を探そうとするのだった。しかしある日、生徒たちのいたずらの酷さに爆発した彼は、その時から悪ガキどもを生徒ではなく一人の大人として扱い、人間としての生き方を学ばせようと型破りな授業を開始するのだった。始めは戸惑う悪ガキ達も彼の知的で誠実な姿に感化されていくのだったが……。ポワチエの好演と生徒たちとのさまざまなエピソード(彼の作品らしく人種問題もしっかり有)が爽やかな感動を与えてはくれるが、演出自体は大味で、ストーリー展開も型通りで単調気味なのは難。95年に続編TVムービー「いつも心に太陽を2」が製作された。いつも心に太陽を〜描いて歩き出す〜♪って岡村孝子の歌があったっけ。この先生、決して正しい完全な先生ではない。スパルタっぽいし厳格だし。なぜこれほど悪がきたちが慕いだすのかわからんところが、逆にミステリアスなリアルさをかもし出してよい。まあ、この先生は、古きよき、昔の頑固な保守的な先生なのだなあ。この頃の悪ガキって、今じゃあ、悪がきの部類に入るのだろうか?。。。
コメント