監督: スチュアート・ハグマン
1968年4月、遊園地を軍事関連施設に建て直す事に端を発したコロンビア大学の学園闘争。その渦中にいたジェームズ・クーネンの体験記を基に青春映画として作られた作品で、好奇心と下心から学生運動に身を投じたボート部の学生と、活動家の女子大生の恋愛を描く。当局の一斉検挙が実行されるクライマックスの迫力は、物語の幕切れとして申し分がない。B・デイヴィソンとK・ダービーの主演ふたりを始め、傍の学生たちも生き生きと演じられている。バフィ・セント・メリーの歌う主題歌“サークル・ゲーム”の切なさが象徴的。
例の有名な歌のから、僕は甘い恋愛感動ものかと思っていたら、非常に政治的な青春群像劇だった。学生運動に飲み込まれていく過程で一応の恋愛劇はあるものの、この映画の眼目はやっぱり、そこじゃあないよね。「いちご白書をもう一度」の歌詞で、悲しい場面では涙ぐんでた〜♪ってとこがあるけど、そんな感動的な涙のシーンは少なくとも僕には無かったなあ。全体をとおして、物悲しいやるせなさみたいなのはあるけれどもねえ。つまりは、恋人と見に行った思い出の映画がたまたま、いちご白書だったから、歌の主人公にとってはとても思い出深い感動の映画という印象を与えたのだということだと勝手に解釈。でもこの歌作った人って、ユーミンじゃなかったっけ。ちなみに、この映画見て僕が思い浮かべてしまった歌は、中島みゆきの「世情」なのであった。シュプレヒコールの波〜♪

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