DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2003/11/21 ¥2,625
メキシコから麻薬を密輸して大金を得たキャプテン・アメリカとビリーは、大型オートバイを駆って旅に出た。途中、ラスベガスの留置場で酔っ払いの弁護士ジョージと知りあう。やがて3人は、共にニューオーリンズを目指す。
名優ヘンリー・フォンダの息子ピーター・フォンダが、親友デニス・ホッパーとともに作った斬新なロードムービーだ。ベトナム戦争、人種問題など、悩める大国アメリカの姿を、若者の視点から余すところなく描ききった。
オールロケしたラズロ・コバックスによる撮影と、同時録音によるセリフのリアルさがすばらしい。そしてステッペンウルフ、ザ・バンド、ジミ・ヘンドリックスらの名曲を使用。初めてロック音楽だけで映画音楽を構成した、画期的な作品でもある。アメリカ映画の方向を変えた秀作である。
アメリカンニューシネマの先駆け。内容はともかく名前は知ってる人も多いという名前先行型有名作。当時のヒッピー文化を背景にした殺伐とした世界観。前衛的?彼らは謝肉祭に行くことはできなかった。自由をもつのは危険のリスクを背負うこと。はたまた自由を求める若者の象徴たるヒッピーが撲殺されることで自由の抑圧を逆説的に非難しているのか。村上春樹の卒論のテーマ、などなど。こういう映画は苦手だったりする。観るけどね。

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