映画 『イヴの総て』
2004年6月6日 映画〔洋画〕
DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2003/03/07 ¥2,625
1950年度アカデミー賞作品 / 監督 / 助演男優(批評家アディスン役のジョージ・サンダース) / 脚本 / 録音 / 黒白衣裳デザイン、そしてアーヴィング・サルバーグ賞を受賞。若き演劇少女の大胆不敵な世渡りと野心を通して、人間の醜い欲望を赤裸々に描いていく名匠ジョセフ・L・マンキーウィッツ監督の骨太な人間ドラマである。これぞ計算高さ!うひゃう、イヴ怖いよ〜。人間の闇の部分ですね〜。頂点を極めるためにはしたたかにって、こんなことする人はいつか自分も同じ目に。歴史は繰り返す。あさましき人間の愚の歴史。別にそんな意図があるのかないのかしんないけど、観る人にと手は、中に寓意を見出す人。人間ってこんなもんだと思う人。まあ、色々いるんだろうねえ。僕としては、やだねえこんな欲望だけの世界。
新進女優のイヴ・ハリントン(アン・バクスター)にアメリカ演劇界最高の名誉であるセーラ・シドンス賞が授与された。壇上の彼女に喝采が贈られる中、数人の者たちだけ、なぜか冷めた表情をしていた。8か月前、大女優マーゴは田舎から出て来た娘イヴを紹介された。イヴの哀しい身の上に同情したマーゴは、彼女を自分の秘書にする。しかしイヴは、次第にマーゴの周囲にこびては取り入りようになり…。
カンヌ国際映画祭でも審査員特別賞とB・デイヴィスが女優演技賞を受賞。その時期、ショービジネス界の内幕を暴露しているあたりも大胆不敵。ラストのオチも素晴らしい。
コメント