DVD ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2001/09/14 ¥4,179
「ロレンス」の出現は20世紀の事件であった。第一次世界大戦下、ドイツと手を組んだトルコ帝国の圧政下にあったアラブの独立に燃えたT.E.ロレンスは、独自のゲリラ隊を指揮し、アラブの救世主と称えられるようになる。しかし、やがて英国軍上層部に利用されていたことを知る。そして、味方と思っていたアラブ人たちもまた青い目、白い肌のロレンスを裏切っていくのだった…。
本作は、名匠デビット・リーンが息をのむ映像美と雄大な音楽で、実在のイギリス人冒険家ロレンスの波乱に富んだ半生を描き、20世紀映画の金字塔といわれている。62年のアカデミー賞では主要7部門を独占した。ロレンスにピーター・オトゥールが扮し、一世一代の当たり役となったのをはじめ、オマー・シャリフ、アンソニー・クイン、アレック・ギネスら出演陣も豪華。70ミリの画面に現れる砂漠の美しさと、真っ白いアラブの衣装をはためかせながら砂漠に立つロレンスの雄姿に圧倒される。金髪、碧眼、アングロサクソン特有の細身で長身のピーター・オトゥールは、紛れもなくロレンスそのものであった。
「この映画を観た翌日、僕は映画監督になる決心をした」というスピルバーグは、89年、M.スコセッジ監督と共に、222分のオリジナル版に最も近い216分の「完全版」を復元。それがベースとなった本作では、4半世紀ぶりにオリジナル・キャストを再結集し、失われていた音声を再録。コンピュータで撮影当時の音域にまで修正し、リーン監督自らが再編集を行っている。
うーん・・・ デビット・リーンの映画って、まさに、映画のための映画なんだよね。まあ、映画なのだから当然なのだけど。テレビで観るべき作品ではないというか、もちろんテレビで観て全然いいんだけど、やっぱり、リーンの作品は大画面で観てこそ、本当の良さがわかるんだと思う。彼の映画って、スケールが大きすぎて、壮大すぎて、テレビ向きじゃないというか、テレビにおさまりきれないほどの雄大さなんだよね。だから、テレビで観てしまった僕には、こう。。。いまいちな感じだった^^;
ただ、リーンは名だたる巨匠のなかで、結構冷遇されてる監督なんじゃないかなとも思う。もっと評価されてもいいのにね。

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