DVD アイ・ヴィー・シー 2002/08/25 ¥3,675  
フランク・キャプラ監督とジェームス・スチュワートの名コンビによる、心温まる人生賛歌。人生っていいものだ、人間ってすばらしい! と前向きになれる。また、ラストの感動とすがすがしさは、観る者の胸に暖かい明かりを灯してくれるだろう。
心やさしいジョージは故郷の小さな町を飛び出し、世界を舞台に活躍する夢をもっていた。しかし、相次ぐトラブルで町にとどまり、父の会社を継ぎ、そして家庭をもった。町の人々からも慕われ幸せに暮らしていたが、クリスマスの日、人生最大のピンチに見舞われる。絶望感から自殺を図ろうとするが、そのジョージのもとに、なんと彼の守護天使が現れる。キャプラはこの作品でも、コメディタッチのオブラートに包みながら、ヒューマニズムにあふれる演出で普遍的な感動を与えてくれる。
第2次大戦後、人間に対して一度は絶望しかけたキャプラが、それでも人間を信じようと、希望を注ぎ込んだ映画。
人生の素晴らしさを歌い上げるこの人間賛歌は、変化球を使わず、人の心に、まっすぐ突き刺さってくる。キャプラは盲目的に理想を歌っていたわけではない。現実というものを知っていたからこそ、あえて、理想を描いたのだ。それが楽天的すぎると揶揄されたところで、多くの人々を感動させたという事実は覆らない。
古いからという理由で、敬遠する人は人生で出会う貴重な宝を一つ逃すことになるかもしれない。
人生に疲れ、人間に疑心を抱く人にこそ見て欲しい。このような作品を作る人がいるということは、この世界にはまだこの映画に出てくるような人々がいるということだ。僕はこの作品を見たことで、人生まだまだ捨てたものではないという希望が持てた。そして、これからも、何かで行き詰まった時、この映画が僕を救ってくれることだろう。
僕はこの一つの宝に出会えた幸福を、みんなと分かちあえたらと思う。
キャプラスクは永遠なり!!

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