ISBN:4106100037 新書 養老 孟司 新潮社 ¥680
「いくら話してもわかってもらえない」「想いがどうしても伝わらない」個性なんてもともと違ってるのが当たり前なんだから個性を伸ばす教育なんて必要ないってか。そんなことより他人の個性を考えさせる教育をしましょうってもっともなことだね。われわれは日々変化していて、自分は自分で変わらないってのは誤解だ、変わらないのは言葉であり情報だ。なるほどなるほどそういやそうだ。人間はわからないことに自ら限界を作る。バカの壁ですか。つまり何でも興味持って考えてればその壁を壊せるかもってことね。ところで、これ読んでて唐突に『バカのアヘ』って題と共にバカボンの顔が浮かんできて僕を悩ませたよ。
誰もが味わう苛立ち、不快感。それを解くキーワードは「バカの壁」だった!
「"話せばわかる"なんて大嘘だ」と思ったことは誰にでもあるはず。「バカの壁」こそが、コミュニケーションの断絶を解くキーワードだ。この壁についてわかると、身の回りの話が通じない人の思考がわかる。大人と子供、上司と部下、さらにアメリカとイラクとでなぜ話が通じないのかもわかってくる。誰もがぶつかる人生の問題について、「こんなふうに考えてみては」と様々な視点を提示したエッセイ。
コメント