映画 『レニングラード・カウボーイズ。モーゼに会う』
2004年2月15日 映画〔洋画〕
DVD ビデオメーカー 2002/05/24 ¥4,980
カウリスマキは85分以上の映画を撮るとワケが分かんなくなるのか、この95分は実に耐え難く、永遠にも思えた。今度の彼らの魂はエラく暗く、メキシコを後にした連中は、NYへ、更に大西洋をボートで渡ってフランスを転々、そしてドイツに入り、チェコからポーランド、果ては生まれ故郷の極北のツンドラ地帯へと舞い戻るのだが、いくらなんでも落ち着きがない。にも関わらず、映画はテンポというものを逸し、結局突っ伏して動かない。前作のラストで消えた、あの極悪非道マネージャー、ウラジミール大佐(’95年に急逝したM・ペロンパー)が突如現われ、“モーゼの生まれ変わり”宣言。聖書にあるような巡礼の旅をマジに繰り広げるんだから参るよな。ナンセンスが度を越して全く笑えない、狂気のオフ・ビートぶりではあります。グゲゲゲゲ、前作のテンポはどこへやら。なんか展開が強引過ぎないかい?ちょいといただけませんやね。期待してただけにちょっと拍子抜け。途中で眠くなっちゃいました。残念。
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