DVD 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2000/05/26 ¥3,980
第一次大戦下のフランスの701歩兵連隊へ、48時間以内に敵ドイツ軍の要塞を攻略せよ、との無謀な命令が下る。自殺行為だと必死に抵抗する連隊長の訴えもむなしく、作戦は決行され失敗に終わる。しかし指揮官である将軍は、敗因は隊の命令違反にあるとし、軍法会議で3人の兵士を処刑してしまう。
鬼才スタンリー・キューブリック監督が描く、異色の反戦ドラマだ。戦闘シーンに斬新な視覚アイデアを投入するなど、これまでの戦争映画とひと味違った展開に、キューブリック独特の個性が光る。冒頭の塹壕内での兵士の動きをとらえた長い移動ショットは、今では語り草になっている。
正義感あふれる主役の連隊長を、名優カーク・ダグラスが熱演している。
理想主義者というのは少数だから理想主義者なのであって理想が絶対多数となればそれはリアルとなる。ゆえに理想主義は空論ではないと信じている。しかしそれは現実を認識した上での理想でなければならないだろう、リアルに依らない理想とは怠惰な理想論であり、その先にリアリズムはない。
理想を現実にする。それにはまず現実を否定せず、しかし現実に甘んじないことである。
現実を甘受するのがリアリストなら、理想主義は未来のリアリズムといえないか。そしてその場合の現実とは、甘受ではなく、喜んで受け入れられるものであるはずだ。
訳わからんね、ごめんなさいm(,,)m。
個人としていくら理想を貫いたところで、戦争というのは極めて現実的だから、無力だね。
これでキューブリックの作品全部観たんじゃけど、最後に一番の出来のものを観れて良かったよ。傑作。  

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