映画 『映画に愛をこめて アメリカの夜 』
2004年2月12日 映画〔洋画〕
DVD ワーナー・ホーム・ビデオ 2004/02/28 ¥1,500
フェラン監督(フランソワ・トリュフォー)がハリウッドからジュリー・ベイカー(ジャクリーン・ビセット)を主演女優に招き、ニースの撮影所で新作映画『パメラを紹介します』を撮影している。しかし、停電で現像前のフィルムが駄目になったり、芝居がうまくできずに酒浸りになる脇役がいたかと思うと、仕事そっちのけで女ばかり追いかけ回す男優がいたり、スタントマンとスクリプターが駆け落ちしたりと、なかなか撮影ははかどらない…。ヌーベルバーグは嫌いだー!なんていっときながらヌーベルバーグを観てるのは、よさがわからない僕の感性のなさからくる劣等感ゆえなのでして、すでにして僕は彼らの偉大さを認めてしまっていることになり、彼らに完敗してるってことなのかなあ?(言ってる意味がわからん)。でも「大人はわかってくれない」はそんななかで唯一僕が好きな作品でありまして、トリュフォーならばってかすかな希望を抱いておるわけです。で、今回の作品はってーと、あああっ、やっぱりだめだー。波長が合わん。何でじゃろ?でもヌーベルバーグ観続けてればいつか僕の感性も鍛えられその素晴らしさを吟味できるときが来るのかしらん。ま、いってもそんなに彼らの作品観てるわけでもないし、やっぱ切り捨てるのは早計ですよね。ということでこれからもヌーベルバーグ観続けるつもりです。ゴダールはとくに気がのらんのやけどね・・・。もしそのよさがわかるときがくれば、それは僕がヌーベルバーグに勝利した記念日となるでしょう。こないだろうけど。
そんな映画撮影の日常をスケッチ風につづりながら、すべての映画を愛する人々に捧げられたフランソワ・トリュフォー監督の名作。タイトルの“アメリカの夜”とは、レンズにフィルターをかけて昼間の撮影でも夜のシーンに見せてしまうこと。それは即ち虚構の象徴であり、またそれこそが映画の魅力なのである。アカデミー賞外国語映画賞受賞。
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