昨日の午後9時。猛烈な眠気に襲われて、気づけば今日の午前6時。ちうことで、今更昨日の日記を書かんければ。

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読書

●『レ・ミゼラブル(1)』(ヴィクトル・ユーゴー著)読了。
貧しさにたえかねて一片のパンを盗み、19年を牢獄ですごさねばならなかったジャン・ヴァルジャン。出獄した彼は、ミリエル司教の館から銀の食器を盗み出すが、神のように慈悲ぶかい司教の温情は翻然として彼を目ざめさせる。原書挿絵2百枚を収載。
まだ3冊もあるよ。ぱぷう。。。感想は全部読んでからね。いつになることやら。今回は、なんとなく気になった言葉たちをば。それが過度に宗教的臭くても、理想主義的に過ぎても、幼稚に感じても、僕は好きなんだもん。ちなみに、個々の文章に何の脈絡もないからね。共感したのも共感しなかったのも含めて、ただ僕の心に何らかの印象を残したってだけだから。

「過ちが経てきた道を見てみよう」

「人は同時におのれの重荷たりおのれの誘惑たる肉体を身に有す。人はそれを担い歩きしかしてそれに身を委ぬるなり」

「人はこの肉体を監視し制御し抑制して、いかんともなす能わざるに至りて始めてそれに屈服すべきなり。かくのごとき屈服においても、なお過ちのあることあれど、かくてなされたる過ちは許さるべきものなり。そは一の堕落なり、しかれども膝を屈するの堕落にして、祈祷に終わり得べきものなればなり」

「聖者たるは異例なり、正しき人たるは常則なり。道に迷い、務めを欠き、罪を犯すことはあれども、しかも常に正しき人たれ」

「能う限り罪の少なからんことこそ、人の法なれ。まったく罪の無きは天使の夢想なり。地上に在りと在らゆるものは皆罪を伴う。罪は一の引力なり」

「われわれはわれわれ自身を恐れなければならない。偏見は盗賊である。悪徳は殺人者である。大きな危険はわれわれの内部にある」

「良心とは、われわれが自己のうちに有している天稟の学問の量をさす」

「もしも無限にその自我がないとするならば、この我なる自我がその範囲となるだろう。無限は無限でなくなるだろう。言い換えれば無限は存在しなくなるだろう。しかるに無限は存在する。ゆえにそれは一つの自我を持つ。この無限の自我、それが神である」

「成功の排斥者のみが失敗の正当なる裁断者である」

「岩石におけるごとく人の性格においても、水の点滴によって穴をあけらるることがある」

「たといそれは愚であるとしても、貝殻の中の真珠のように、魂はその中にとじこめておかなければならない」

「生涯のある瞬間において、人の精神を戒めもしくは悩ますところのあの神秘なるざわめき」

「不幸は人の知力を育てる」

「国家の第一の官吏というのは、すなわち保母と教師との二つです」

「海洋よりも壮大なる光景、それは天空である。天空よりも壮大なる光景、それは実に人の魂の内奥である」

「魂のうちの現実は、それが目に見るを得ず手に触るるを得ざるのゆえをもって現実でないという理由にはならない」

「運命と人間との誤謬をそのまま遂げしむること、それを妨げないこと、沈黙によってそれを助けること、結局何らの力をもいたさぬこと、それはすべて自ら手を下してなすのと同じではないか。それは陋劣なる偽善の最後の段階ではないか。それは卑しい卑怯な陰険な唾棄すべきまた嫌悪すべき罪悪ではないか!」

「外に徳を持って内に汚れを蔵するか、もしくは内に聖きを抱いて外に汚辱を甘受するか、その一つを選ばなければならない」

「思索の糸が脳裏にたち切れるのは特に、人生の痛ましい現実に思索を加える必要を最も多く感ずる時においてである」


以上でござい。。。  

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