日本的根性論とウエイトトレーニング (その6)
2003年8月28日 連載さて、金田さんは経験則を信頼してウエイトトレーニングを否定したわけだけど、自分の経験則は信じるのに、なぜ他人の経験則を信用しないのか?って疑問があるわけね。
ウエイトトレーニングを行って成功した人なんてごまんといるわけで、その人たちを蔑ろにしてウエイトトレーニングは必要ない。なんて言ってもなんの説得力も持たないのですよ。
まず筋肉に対する誤解として、筋肉をつけると体が硬くなるってのがあるよね。
いったい何処からこんな説が生まれたのかわからないけど、こんなんまったくの嘘っぱちでっせ。
実際には筋トレをすると体の柔軟性が増すって科学結果が出てます。
これは、ベンチプレスなんかをやってる人ならわかると思うけど、バーベル下ろしたときに体をそらせるよね。始めてやったころは体が痛くてしょうがなかったはずなのに、それがやり続けていると、いつしか体をそらせても苦にならなくなる。これってつまり筋肉の稼動範囲が広がったってことなんですわ。
もちろん、筋トレばっかでストレッチをやんないと硬い体になるし、ストレッチを丹念にしていれば筋肉つけつつ柔らかい体に仕上げられるわけで、ここらへんは筋トレなんか関係なく普通の人にもいえるやね。
そして筋肉がつくと動作が鈍くなるっていうのも大きな誤解。そんなこと言ったらスピードスケートの清水宏康選手やテニス選手のM・チャン、さらにはアメフトやラグビーの選手をどう説明するのさ?
こういった誤解や自分の体に対する過信、潜在的な力への探求っていうのは決して日本だけではないんだけどね。
たとえばカール・ルイス。彼も若かりしころはウエイトトレーニングを一切やらなかったわけだけど、年とともに体が衰え、最終的にはウエイトをとり入れた。全盛期のときに筋トレやっとけばさらにすごい記録が生まれたかもしれないのになって僕はちょっぴり残念に思うよ。
現在、陸上の短距離界はウエイトを行うことは当たり前になってるよね。M・グリーンの体を見てもその筋量は驚くべきもんだわさ。
筋肉って思ってる以上に奥が深いものなんだよ。
日本ではボディビルの筋肉に対して見せかけだ、なんて声を聞くけど、ボディビルダーが作り上げている筋肉って見せるための筋肉であって、ボディビルにとっては実に実用的な筋肉なんですよ。それに当然そんじょそこらの人なんかより全然力強いでっせ!
そもそもボディビルやってる人たちは人体についてはプロフェッショナルなのよ。
ただ筋トレしとけば筋肉ついてくれるなんて甘いもんやおまへんのや。そこには運動生理学・栄養学・心理学などの知識を必要とされるんですよ。
つまり彼らは見せるために筋肥大を意識したトレーニングをしているけど、たとえば野球に必要な筋肉をつけることも出来るし、その他の競技に実用的な筋肉を作るのにこれほど長けた人たちはいないのですよ。
だから、海外のプロスポーツ選手なんかは、ボディビルダーにアドバイスをもらったり、トレーナーについてもらったりしてるよね。
そもそも僕にはボディビルを嫌悪する理由がさっぱりわからない。だってボディビルって自分の体を作っていくスポーツでしょ?最も人間の根源的なものに根ざした競技だと思わん?それを否定するってことはつまり人間それ自体を否定することのように思われるんだよね。
まあ、一度でもウエイトトレーニングを本格的にやったことのある人間なら、彼らのやってることがいかに大変で緻密な作業なのかってことがわかってると思うけど。僕なんかはものすごく尊敬しちゃいますよ。
おっと、話が横道にそれてボディビル論になっていってる(汗)。
まあ、つまり僕がボディビルを通していいたかったことは、筋肉を侮っちゃいかんぜよ。ってことなんよ。
僕がウエイトをやることこそが日本スポーツ界の未来を切り開くと断言できるのは、この分野がまだ日本人が開拓し始めたばっかりで、未知なのに、外国の方々がすでにその効果を証明してくれているからなんですね。
ということで次回はもうちっと筋肉について詳しくやります。
ウエイトトレーニングを行って成功した人なんてごまんといるわけで、その人たちを蔑ろにしてウエイトトレーニングは必要ない。なんて言ってもなんの説得力も持たないのですよ。
まず筋肉に対する誤解として、筋肉をつけると体が硬くなるってのがあるよね。
いったい何処からこんな説が生まれたのかわからないけど、こんなんまったくの嘘っぱちでっせ。
実際には筋トレをすると体の柔軟性が増すって科学結果が出てます。
これは、ベンチプレスなんかをやってる人ならわかると思うけど、バーベル下ろしたときに体をそらせるよね。始めてやったころは体が痛くてしょうがなかったはずなのに、それがやり続けていると、いつしか体をそらせても苦にならなくなる。これってつまり筋肉の稼動範囲が広がったってことなんですわ。
もちろん、筋トレばっかでストレッチをやんないと硬い体になるし、ストレッチを丹念にしていれば筋肉つけつつ柔らかい体に仕上げられるわけで、ここらへんは筋トレなんか関係なく普通の人にもいえるやね。
そして筋肉がつくと動作が鈍くなるっていうのも大きな誤解。そんなこと言ったらスピードスケートの清水宏康選手やテニス選手のM・チャン、さらにはアメフトやラグビーの選手をどう説明するのさ?
こういった誤解や自分の体に対する過信、潜在的な力への探求っていうのは決して日本だけではないんだけどね。
たとえばカール・ルイス。彼も若かりしころはウエイトトレーニングを一切やらなかったわけだけど、年とともに体が衰え、最終的にはウエイトをとり入れた。全盛期のときに筋トレやっとけばさらにすごい記録が生まれたかもしれないのになって僕はちょっぴり残念に思うよ。
現在、陸上の短距離界はウエイトを行うことは当たり前になってるよね。M・グリーンの体を見てもその筋量は驚くべきもんだわさ。
筋肉って思ってる以上に奥が深いものなんだよ。
日本ではボディビルの筋肉に対して見せかけだ、なんて声を聞くけど、ボディビルダーが作り上げている筋肉って見せるための筋肉であって、ボディビルにとっては実に実用的な筋肉なんですよ。それに当然そんじょそこらの人なんかより全然力強いでっせ!
そもそもボディビルやってる人たちは人体についてはプロフェッショナルなのよ。
ただ筋トレしとけば筋肉ついてくれるなんて甘いもんやおまへんのや。そこには運動生理学・栄養学・心理学などの知識を必要とされるんですよ。
つまり彼らは見せるために筋肥大を意識したトレーニングをしているけど、たとえば野球に必要な筋肉をつけることも出来るし、その他の競技に実用的な筋肉を作るのにこれほど長けた人たちはいないのですよ。
だから、海外のプロスポーツ選手なんかは、ボディビルダーにアドバイスをもらったり、トレーナーについてもらったりしてるよね。
そもそも僕にはボディビルを嫌悪する理由がさっぱりわからない。だってボディビルって自分の体を作っていくスポーツでしょ?最も人間の根源的なものに根ざした競技だと思わん?それを否定するってことはつまり人間それ自体を否定することのように思われるんだよね。
まあ、一度でもウエイトトレーニングを本格的にやったことのある人間なら、彼らのやってることがいかに大変で緻密な作業なのかってことがわかってると思うけど。僕なんかはものすごく尊敬しちゃいますよ。
おっと、話が横道にそれてボディビル論になっていってる(汗)。
まあ、つまり僕がボディビルを通していいたかったことは、筋肉を侮っちゃいかんぜよ。ってことなんよ。
僕がウエイトをやることこそが日本スポーツ界の未来を切り開くと断言できるのは、この分野がまだ日本人が開拓し始めたばっかりで、未知なのに、外国の方々がすでにその効果を証明してくれているからなんですね。
ということで次回はもうちっと筋肉について詳しくやります。
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